はじめての3Dモデル公開ガイド — 3DEngineに作品をアップロードする手順
3Dモデルを公開してみたいけれど、何から手をつければいいか分からない。この記事は、その最初の1回のための手順書です。
登録から公開まで、実際の画面の流れに沿って説明します。
いまできること・できないこと
先にはっきりさせておきます。
| 状態 | |
|---|---|
| 作品を無料で公開する | 使えます |
| ダウンロード・いいね・お気に入り | 使えます |
| プロフィールの作成・編集 | 使えます |
| 工房(ショップ)の開設 | 準備中 |
| 有料での販売・決済 | 準備中 |
この記事で扱うのは、いま使える 無料公開 の手順です。有料販売については記事の最後で触れます。
準備するもの
- メールアドレス(または Google アカウント)
- アップロードする3Dモデルのファイル
- 印刷した現物の写真(公開には写真が最低1枚必要です)
ステップ1: アカウントを作る
まず 3DEngine にアクセスして、アカウントを登録します。メールアドレスでの登録と、Google ログインのどちらでも構いません。
メールで登録した場合は、確認コードがメールに届きます。それを入力すると登録が完了します。
同じメールアドレスを Google とパスワードの両方で使うことはできません。Google で登録した場合は、以降も「Googleでログイン」からお進みください。
ステップ2: 作品をアップロードする
ナビゲーションの 「作品をシェア」 から進みます。
アップロードできるファイル
| 種類 | 対応形式 | 上限 |
|---|---|---|
| モデルファイル | .stl / .obj / .3mf / .step | 1ファイル 200MB |
| 写真 | 画像ファイル | 1枚 10MB・最大15枚 |
| 動画 | 動画ファイル | 100MB |
モデルファイルは 複数登録できます。「本体.stl」「フタ.stl」のようにパーツごとに分けてアップロードすれば、ダウンロードする人はまとめて受け取れます。
入力する項目
- 写真(必須) — 1枚目がサムネイルになります
- タイトル(必須・100文字まで)
- 説明文(2000文字まで)
- カテゴリ — 12種類から選択
- タグ — 検索で見つけてもらうためのキーワード
- 印刷設定 — 素材・積層ピッチ・インフィル・サポートの有無・印刷時間など
印刷設定の欄は任意ですが、埋めるほど選ばれやすくなります。理由は 売れる3Dモデルの条件 にまとめてあります。
下書き保存できる
写真だけ先に登録して、説明文はあとで書く、という進め方もできます。下書きの状態では公開されません。
ステップ3: ライセンスを決める
作品をどう使ってよいかを示すのがライセンスです。3DEngine では次の中から選べます。
| ライセンス | 意味 |
|---|---|
| CC0 | 権利を放棄。誰でも自由に使える |
| CC BY | 作者名を表示すれば自由に使える |
| CC BY-SA | 作者名の表示+同じライセンスで公開すること |
| CC BY-NC | 作者名の表示+非営利利用に限る |
| CC BY-ND | 作者名の表示+改変しない |
| CC BY-NC-SA | 非営利+同一ライセンス |
| CC BY-NC-ND | 非営利+改変なし |
| GPL / BSD | ソフトウェア由来のライセンス |
迷ったときの目安は次のとおりです。
- とにかく広めたい → CC0 または CC BY
- 印刷代行で転売されたくない → CC BY-NC(非営利限定)
- 改変版を出されたくない → CC BY-ND
ライセンスはあとから変更できますが、すでにダウンロードされた分には遡って適用されません。最初に決めておくのが安全です。
公開したあとの流れ
作品ページには、ダウンロード数・いいね・お気に入りが記録されます。ギャラリーとカテゴリ一覧にも並び、検索エンジンからも見つけてもらえるようになります。
つまずきやすいところ
写真がないと公開できません。 下書き保存はできますが、公開には最低1枚必要です。まず印刷して撮る、が最短ルートです。
ファイルが200MBを超える場合、メッシュの分割数(ポリゴン数)が多すぎる可能性があります。スライサーで扱いにくいデータにもなるので、減面してから再出力しましょう。
「有料」を選んで価格を入力できますが、購入導線はまだ動きません。 買いたい人が決済に進めないので、いまは無料のまま公開してください。
有料販売について(準備中)
工房の開設と決済は現在準備中です。仕組みとしては、作品ごとに価格を付けて販売し、売上から手数料を差し引いた分が作者に入る形を予定しています。
準備が整うまでは、無料公開で作品と評価を積み上げておくのが一番の近道です。ダウンロード数やいいねは、販売を始めたときにそのまま実績になります。考え方は 3Dモデルを販売して稼ぐ方法 にまとめてあります。
まとめ
- 無料公開は、登録してアップロードするだけ
- 写真は必須。1枚目がサムネイルになる
- モデルファイルは200MBまで、複数パーツも登録できる
- ライセンスは最初に決めておく
- 有料販売は準備中。いまは無料で公開する
手順としてはこれだけです。まずは1作品、公開してみてください。